カレー味のスイーツ
「ももたん」というのは、岡山県にあるナショナルデパートから “おみやげ菓子” として販売されている、ひとくちサイズのおまんじゅう。2013年4月に発売されてからじわじわと人気を集め、1年で10万個(!)を売り上げたのだとか。
そんなももたんから、冗談ではなく「カレー味」が登場したというから驚き。さっそく、東京都内でももたんを購入できる KITTE(東京・丸の内) 地下1階の諸国おかしプラザへ行ってみた。
箱の中には、ももたんが4つ入っている。包みを開けてみると...おお...来てるぞ、インドの匂いが来てる。これ、甘いんだろうか、それとも辛いんだろうか?食べてみるぞ。
バターの風味が豊かなケーキ生地は口の中でほろほろと崩れ、しっとりとした食感。その中に包まれたカレーあんはというと...おや?確かにカレー粉をくんくんしたような本格的な匂いがするし、食べてみると間違いなくカレーの味がするのだが、甘みもあって美味しいぞ。これは摩訶不思議!
カレーあんは、白あんにカレースパイス、白みそ、フルーツチャツネを加えて仕上げられているそうなのだが、辛さと甘さがバランスよく共存している。カレーすぎず、甘すぎず、お互いを引き立て合える “ちょうどいい中間点の味” を出すことに成功してるよ、ももたん!すごいよ、ももたん!
また、カレー味と同時に発売された「キャラメル アップルパイ味」と「梅しそ味」もあわせて買って食べてみたところ、どちらもさっぱりとしていて美味だった。
キャラメル アップルパイは、りんごのやさしい甘さとキャラメルの香ばしさの中に、シナモンのスパイシーなアクセントがしっかり効いた味。大人な味わいだ。
一方梅しそは、フルーティーな酸味のある梅に、しそがさっぱりとした後味を加えている。甘み+酸味+葉っぱの風味で、「桜もち」の味わいにちょっと近いかも。
それからこれはおまけの情報だが、箱の中にはももたんについて「岡山弁」で解説してくれている説明書きが入っている。が、これが関東出身の筆者にはさっぱり読めないのだ。