ということで、えん食べサンタ始動!いつもがんばる F さんに、夢のマイホームをプレゼントしちゃおう!
クリスマスといえばお菓子の家だし、いつもがんばる F さんに夢と癒しを与えてあげたい。そんなわけで、さっそくお菓子のマイホームを作ってみることにした。
■設計図を描く
お菓子の家を作るにあたり、まずは設計図を描く。
童話『ヘンゼルとグレーテル』のお菓子の家を意識して、“雪降る山に建てられたログハウス” 的なコンセプトで設計してみた。土台となる壁と屋根をそれぞれ作り、最後に合体して完成となる予定。よし、これでシミュレーションは完璧だ。
■材料をそろえる
続いて、設計図のとおりに材料をそろえてみた。年末は物入りなので限界まで経費を抑えた結果、食材は以下のような感じに。
【家の外壁】
うまい棒
【屋根】
麦ふぁ~(ウエハース)
森永のビスケット
明治の板チョコ
ロッテの板チョコ
【雪などの飾り】
マーブルチョコ
ココナッツロング
粉砂糖
そのほか、飾り付け用のチョコペンと星型の砂糖菓子
これで準備は万端!脳内に完成図がしっかりとイメージできたところで、さっそく作業に取り掛かる。
■外壁と屋根をそれぞれ組み立てる
まず、竹田製菓さんが100万回「ありがとう」を聞かせて作ったというウエハース「麦ふぁ~」をのりでつなげて、屋根の土台部分を作る。
のりに使うのは、粉砂糖を卵白と混ぜ合わせたもの。かなりの粘着力が期待できそうだ。
麦ふぁ~の土台ができたら、次に、ばらばらにした板チョコを一つずつ貼り付けていく。これが瓦になっていくのだ。
片面ずつ、2枚の屋根部分が完成!時計を見て愕然、たったこれだけの作業にかかった時間は、なんと2時間半。クリスマスの日が暮れかけている。急がなくては...!
続いて、外壁を作る。ログハウス感を出すために、丸太型のうまい棒をつなげて4枚の壁にしていく。
ここで、粉砂糖でつくったのりの粘着力に限界がやってきた。うまい棒は円柱のため接地面が少なく、こののりでは十分な接着ができない。
そういうわけで新たに登場したのが、湯せんしたチョコレート!これを塗ると、乾いたときにかなり強力な接着力を発揮してくれるのだ。
と、なんだかんだで、どうにか壁4枚と屋根2枚が完成!
■まさかの番狂わせが
さあ、ここからはすべてのパーツを組み合わせ...ん?これ、明らかに屋根の方が重くないか...?なんとはなしに感づいてはいたけど、これじゃあ家がひっくり返ってしまう...
ということで急きょ予定変更。ウエハースにチョコを貼り付けたものを壁にし、軽いうまい棒を屋根にするという、当初とは逆のポジショニングで組み合わせることに。家を建てるって、大変なんだなぁ...
■外壁を組み合わせる
4枚に分けたウエハースとチョコの外壁を、湯せんチョコを使って四角く組み合わせる。さらにここで、クッキーのドア、ウエハースの窓を作り、壁に貼り付ける。
■屋根を飾り付ける
屋根には、あらかじめ雪などの飾り付けをしておく。雪に使うのは、ココナッツロングと、余った粉砂糖。さらにクリスマスらしく、お星様の形の砂糖菓子も散りばめてみた。
■いよいよ合体!
ついに壁と屋根を合体させる時が来た!慎重に、慎重に屋根をのせて...
できたーーー!!!途方に暮れていた時間も含めて総所要時間はなんと10時間、ついにお菓子の家が完成!!長かった...!脳内シミュレーションが足りなかったせいで途中何度も軌道修正が入ったけど、紆余曲折あった分めちゃくちゃかわいく見えるぞ!
それでは、手塩にかけて育て上げたお菓子の家を、さまざまな角度からご覧あれ。
屋根を透明な糸で吊り下げたら?とか、屋根と壁の写真撮ってフォトショップで合体させちゃえば?とかいろんな誘惑に負けそうになったりもしたけど、地道にがんばってよかった...!
地味な苦労と見えない涙、そして夢と希望がいっぱい詰まったお菓子の家。きっと F さんも感動してくれるに違いない。では、本人にプレゼントしてみよう!
作っているうちに気づいたら26日になっていたということもあり、F さんのリアクションは何とも言えない感じだったが、作った本人は大満足という結果に終わった。
来年は、いつもがんばるあなたのもとへ、えん食べサンタがやってくるかも...!?