「No.9 は本当に皆さんに愛されていたダイオウグソクムシだったと思います」(鳥羽水族館)―― ニコニコ生放送などで人気だった、鳥羽水族館のダイオウグソクムシ「No.9(9号たん)」が6月3日までに死亡したことで、ネット上ではショックと悲しみの声が多数あがっています。No.9 は「絶食中」と伝えられていましたが、直接の死因は不明とのこと。

絶食中だった9号たん
絶食中だった9号たん

2013年1月26日の入館以来4か月間、No.9 は水槽内で一度も餌を食べていなかったそうです。しかし死亡後、消化管のなかに消化されていないエサが106グラムほど残っていたとわかりました。「消化管に残った餌は入館前に海中で食べたものだと考えられ、おぼろ豆腐ぐらいの柔らかさで少し生臭さが残っていました。ウロコや小骨が残っていたことから、おそらく魚類を餌にしていたと考えられます」。