歯を磨いてからコーヒーを飲むと、その後でもう一度歯を磨きたくなってしまう。でも、歯を磨かずにコーヒーを飲むと、口の中がべとついて気持ち悪いときがある。この2つ、どちらを先にするのが正解なのだろうか?
米国コルゲート は、この問題を解決する新技術を開発、特許を申請した。
コルゲートが提出した特許申請書によれば、同社が開発した新技術は、化学薬品をパッチとして歯ブラシのヘッド部分に埋め込み、利用者が歯磨きをする度に、それを少しずつ口中に放出するというもの。パッチの効果は、およそ3か月間持続するという。
コルゲートは「カフェイン」パッチ歯ブラシを販売する予定だという。これを利用すれば、朝の歯磨き時にカフェインが口中に放出されて体内に吸収され、コーヒーを飲んだときと同様、すっきりとした目覚めを迎えることが可能になるという。
コルゲートはまた、歯ブラシに医薬品を埋め込み、歯を磨くだけで薬を摂取できるシステムも検討しているという。このシステムが市販化されれば、朝、薬を飲み忘れてしまいがちな人にとっては朗報となるだろう。
また、同社は「ダイエット歯ブラシ」を販売する予定もあるという。この歯ブラシには食欲を抑制する成分が埋め込まれ、歯を磨くだけで、その後の食事での食べすぎを防止することが可能になるそうだ。