紺崎：先日、高速道路SAでユニークな瓶入り炭酸飲料を買ってみました

サエコ：過去にも記事化した「飲むおにぎり」といい、「饅頭茶漬け」といい、紺崎さん、本当そういうの好きだよね……


紺崎：安定感のある美味しさも大切ですが、たまには冒険も必要ですよ。何事も経験です。さて、購入したのはこちらの3種

サエコ：「辛子めんたいコーラ」に、「うなぎコーラ」、「桜えびサイダー」。名前の時点で結構インパクトあるぞ

紺崎：早速、飲み比べていきましょう

■辛子めんたいコーラ

紺崎：ピリッと辛い、辛子めんたいこ風味のコーラ「辛子めんたいコーラ」。辛子めんたいこの旨味を生かすため、香料などのバランスにこだわり開発されたそうです。爽やかな炭酸に魚介の風味が香る、ちょっと大人なコーラだとか。購入価格は292円（税込、以下同じ）


サエコ：コーラに“魚介の風味”は必要なのか？

紺崎：まずは香りから。キャップを外すと、あっ、なるほど

サエコ：なるほど

紺崎：昔行った、夕方の築地の匂いがしました。コーラっぽい香りの中に、魚介の存在感


サエコ：辛子明太子はよく食べるけど、開封したときの香りに似てるっちゃ似てるね

紺崎：最初にコーラの甘さが来て、続けて明太子の風味がじわじわと強まります。後味はなんだろう……。なんだろうこれ？

サエコ：すごく不思議な気持ちになる。確かにコーラであり明太子でもある。しかし、私の知ってる“コーラ”でも“明太子”でもない

紺崎：飲む度、脳内に「X-ファイル」の定番BGMが流れるんですが、不思議なことに徐々に味わいにハマりつつあるんですよ。この手のドリンクが好きな人って、数は少なくとも一定数いると思います


サエコ：そうなの……？

紺崎：多分

■うなぎコーラ

紺崎：続けて「うなぎコーラ」。うなぎエキス入りのコーラです。コーラ特有の香りとのバランスが難しく、何度も繰り返し工夫し、企画から発売まで3年かかったとか。購入価格は324円


サエコ：ウナギ大好き！できればそのまま食べたかった！

紺崎：パッケージデザインに中身の色合い、ぱっと見はうなぎのタレにも見えます。まずは香りから。あれ？　思ったより普通のコーラですね

サエコ：ほんとだ。クセはないね

紺崎：お味の方は……、うん、やっぱり普通のコーラ。美味しいです


サエコ：飲み干すと微かにコーラではない何かを感じる気も？　でも普通のコーラだね。美味しい

紺崎：「辛子めんたいコーラ」のインパクトが強すぎたせいでしょうか。ゴクゴク飲めちゃいます

サエコ：どうせならもっとガッツリ、うなぎのコクを押し出して欲しかったかも

■桜えびサイダー

紺崎：最後は「桜えびサイダー」。静岡県の駿河湾でしか水揚げされない貴重な桜えびを、新鮮なうちにエキスとして抽出。磯の香りと桜えびの旨味が楽しめる一品だとか。購入価格は324円


サエコ：色合いは可愛いし、ロゼワインみたいで美味しそう。実は、一番期待してたんだ

紺崎：気になる香りは、わっ、すご。これは……すごい

サエコ：思った以上に“桜えび”。パック入りの生の桜えびを開封したときと同じ匂いがする

紺崎：「辛子めんたいコーラ」を上回りますね。可愛らしい見た目して、かなり個性が強いぞ

サエコ：（一口飲んで）っうぉ！


紺崎：サエコさんが初めて見る顔してる

サエコ：今まで色んなものを飲んできたけど、ここまで迫力のあるサイダーは初めてかもしれない

紺崎：最初はサイダーの甘みが勝つんですが、飲み干すとぐわぁっと“えび”が来るんです。間違いなく“えび”が

サエコ：もうね、はっきりと桜えび。一切の妥協を許さない、とことん桜えびを追求した味わい

■遊び心溢れるサイダー

紺崎：ちなみに、これらサイダーはすべて静岡県にある「木村飲料」から販売されています。最近だと、「あんパンサイダー」や「メロンパンサイダー」が発売されました。サイダー好きの間ではちょっと名の知れた会社らしいです


サエコ：知らなかった……。でも、着眼点がユニークだね

紺崎：「なぜその味を炭酸飲料に!?」と新商品が出る度驚きます。でも毎回本気で取り組んで、その味わいのサイダーを出してくるんです。チャレンジ精神に脱帽

サエコ：完全に振り切ってるところがすごい。なかなかここまで出来ないと思う

紺崎：今後もどんな新作が出るのか楽しみですね！　その時はまたぜひ飲み比べましょう！

サエコ：う、うん……

※購入したサイダーとコーラは編集部みなで飲み切りました。ちなみに、3種同時に飲むと後味が驚きの爽やかさに変化し、意外な美味しさでした