かつやの期間限定メニュー「生姜からあげだれのチキンカツ丼」を食べてきました。チキンカツとから揚げを合い盛りにしたボリューム満点の献立ですが、たっぷりのショウガダレのおかげでとてもさっぱり食べられます。


各種の限定メニューが登場する「SUPER HUNGRY SALE」の第2弾。8月19日から1か月程度の期間販売中で、売り切れ次第終了の予定です。価格は637円（税込）で、108円の追加料金を支払うとから揚げを2倍に増やせますが、今回は普通の量にしておきました。




登場した丼の盛りは、「から揚げを2倍にしなくてよかった」と思えるだけの十分なかさがあります。きつね色にカリっと揚がった衣を黒ずませているのがショウガダレ。一見しただけではタレの量はそこまで多くは思えないのですが、いざ箸でとってかじってみると、ジンジャーの香りはとても強烈で、丼全体にほぼまんべんなく味が回っています。


また、かつやのほかのメニューであれば、から揚げとチキンカツの特徴のちがいなどははっきり分かるのですが、今回はどちらも薬味の風味に完全に染まりきって、ほとんど口の中で味の区別がつきません。カツの衣のザクザクした歯ざわりと、から揚げのジューシーな食感で、辛うじてどちらがどちらか認識できる程度です。



それほどショウガダレは、チキンカツやから揚げ本来のがっつりした個性を打ち消し、ひたすら口あたりをさっぱりさせてくれます。おかげで、お腹の方にはどんどん大量の揚げものが収まってゆくのに、舌にはずっとさわやかな後味が残るという、食べていてちょっと何が何だか分からなくなる体験ができます。

ちなみにタレは千切りキャベツとも相性がよく、それだけで十分ご飯のおかずになるほど。なおあえてコッテリした味覚がほしいという人向けにはマヨネーズもたくさんついています。