ロッテリアで販売中の「ソイ野菜ハンバーガー」を食べてみた。スパイスとオニオンの強い香りがするうえ、食感は肉そのものというソイパティ。しかしじっくり味わうと確かに大豆の風味もある。
価格は390円(税込)。カウンターで注文した際、やや待つことになると案内があった。多少、時間に余裕があるときに頼んだ方がよさそう。会計を済ませると、6分ちょっと経ってから、できたてがテーブルに運ばれてきた。
見ためはまったくもって普通のハンバーガーのよう。パティもいかにもおいしそうに焼き上がっていて、大豆でできていると聞いてもにわかに信じがたいできばえ。
かじってみると、スパイスの香りがぷんと鼻をくすぐる。クミン、ナツメグ、ガーリック、バジル、ホワイトペッパー、タイムなどを加えてあるそうだが、特にクミンが強い。大豆の淡泊な風味を補う目的だろう。
お腹が減っていると、そのままパクパクといつもと同じように平らげてしまいたくなるが、ここはこらえてよく味わう。なるほど香辛料に慣れてくると、確かに大豆の香りがかすかにするようだ。とはいえガンモドキや豆腐とはあまり共通したところはなく、ずっと肉に近い印象。動物性たんぱくのかわりに植物性たんぱくでできた肉、という感じだ。
ドレッシングやケチャップなどとの組み合わせで、味つけはビーフパティのハンバーガーに寄せたしあがりになっているが、しかしビーフとは別の、かといってポークでもチキンでも、最近はやりのマトンでもない、さっぱりした新たな肉の種類、という気持ちで楽しめる。なおカロリーは、単品で約260kcalと控えめ。