一休さんのとんち話に「毒の水飴」というお話がありますが、京都の老舗メーカー「北尾」からはおいしい「一休さんの水あめ」という商品が販売されています。
一休さんの水あめ レシピ
「一休さんの水あめ」は、古くから京菓子に使われてきた水飴で、砂糖よりもまろやかな甘みと、すっきりとしたくせのない味が特徴。割りばしにくるくるっと巻きつけるのが定番の食べ方ですが、お菓子づくりや料理に使うといっそうおいしく仕上がるんです!ということで、編集部おすすめの水飴アレンジ法を4つご紹介します。
フルーツあめ
まずは、お祭りみたいなビジュアルに胸がときめくフルーツあめ!用意する材料はこちら。好きなフルーツ(常温に置いておく) 適量
水 50ml
グラニュー糖 125g
水飴 10g
フルーツは適度な大きさにカットし、つまようじを刺しておきます。いちごやりんご、ぶどうなどがおすすめ。なお今回は、すでに串刺しになったミックスフルーツがスーパーで売っていたのでそれを使います。
鍋に水とグラニュー糖、水飴を入れて火にかけます。弱火でぐつぐつ煮詰めたら火を止め、鍋底を濡れタオルや冷水で冷やしながら、フルーツを飴にくぐらせます。
クッキングシートの上に並べて固まるまで冷ませば完成!
甘~い水飴のコーティングと、甘ずっぱいフルーツがよく合うこと!水飴が全体を包み込んでくれるので、熟した甘みのフルーツよりも、ほのかな苦みや酸味のあるフルーツが相性良いと思います。
生チョコ
バレンタインにも役立つレシピ。用意する材料はこちら。板チョコレート 100g
生クリーム 50g
水飴 8g
無塩バター 7g
ラム酒 適量
ココアパウダー 適量
ラム酒とココアパウダー以外の材料をすべて耐熱ボウルに入れてレンジでチン(500Wで1~2分)。なめらかになるまで混ぜます。
香りづけのラム酒を加え混ぜます。
バットや四角い空き容器などを型に使います。クッキングシートを底と側面に敷いて、チョコレート生地を流し込んだら冷蔵庫へ。ひと晩しっかり冷やし固めます。
固まったら、型から出してカットします。全面にココアパウダーをまぶせばできあがり!
おいしい~!ねっとり濃厚なのに、すっとなめらかに消えていく繊細な口どけ。そしてコクのあるチョコレートの濃厚な味わいにほっぺたが落ちそうです。人にプレゼントしても喜ばれそう!
冷やしあめ
関西ではおなじみの夏の飲み物、冷やしあめをつくることもできます。用意する材料はこちら。水 400ml
水飴 130g
おろしショウガ 適量
水と水飴を鍋に入れて火にかけます。沸騰したら火を止め、おろしショウガを投入。
耐熱容器に移し替え、冷蔵庫でよく冷やせば完成です。めちゃくちゃ簡単!
ひと口含むと広がる、水飴の香ばしくまろやかな甘み。そしてあと味をピリッと引き締める、ショウガの心地よい辛み。飲み口もやわらかくサラリと喉を通ります。キリッと冷やしてゴクゴク飲みたくなる!
なお、今回使ったのは麦芽水飴でないため色はほぼ透明なまま。きれいな琥珀色に仕上げたい場合は、煮だした紅茶や三温糖を少し加えて色づけしても良いと思います!
りんごジャム
水飴を使ってジャムも作れます。今回は旬のりんごでトライ。用意する材料はこちら。りんご 1個
砂糖 50g
水飴 30g
レモン汁 大さじ1
りんごは洗って皮をむき、芯を取りのぞいて適度なサイズにカットします。このとき塩水につけておくと変色しません。
鍋にりんごと砂糖、レモン汁を入れて60分ほど放置。りんごの水分が出てきたら、水飴を加えて火にかけます。
りんごが透明になり、煮汁がなくなるまでぐつぐつ煮詰めたら完成!
キュンとすっぱいりんごを、とろける水飴が包み込みます。果実のフレッシュ感と糖のやわらかな甘みが重なる、手づくり感あふれるジャムができました。素材が生かされたナチュラルな味でおいしい!
このほか、お肉料理のタレや照り出しに使ったり、大学いもを作ったりするときにも一休さんの水あめは活躍してくれます。砂糖の代わりにいろんなメニューにアレンジしてみて!
今回編集部はカルディで購入、価格は321円(税込)でした。このまま食べてもおいしいし、いろんな料理にも使えるので、和尚さんが毒と嘘をついて独り占めしたくなった気持ちがちょっと分かったかも…。