東京・新橋などにある「岡むら屋」の「肉めし」は、かたまりの牛肉がゴロゴロ入っておいしい。値段も490円(税込)からと手頃。
岡むら屋はいわゆる牛丼チェーンの一種とも言えるが、お店の数は少なく、新橋のほか新宿と田町などに展開するのみ。知っている人は知っているが、知らない人も多いだろう。
新橋のお店は駅のそばで入りやすい。定番の「肉めし」(490円)は頼むとあまり待たずに出てくるファストフードで、そこはほかの牛丼チェーンと同じ。
一口大に切ったごろごろの牛肉とコンニャク、タマネギ、ぶあつく広く切った豆腐などが載っている。肉はほんのり甘くしょっぱいだしで煮込んであって、例えるなら「すき焼き」と「角煮」の中間だろうか。歯を立てるとほろほろと崩れる。
コンニャクはとてもよくだしがしみていて、かじると肉そのものよりも肉の風味が味わえると思えるほど。厚く切った豆腐も、やはりしっかり牛バラの味がついていて、それぞれごはんのおかずとして最適。
さらに、ごはんそのものにもだしがしみているので、卓上にある紅ショウガをのせてそれだけで食べるのもおいしい。いつもとちょっと違う牛丼が食べたいという時に悪くない一杯だ。
岡むら屋 新橋店
東京都港区新橋2-16-1
住所:東京都港区新橋2-16-1