先日、品川のカルディ ウィング高輪EAST店で、珍しくパンを発見しました。世界のおいしいものが揃うカルディですが、パンってあまり見たことありませんよね?
ラトビア原産の黒パン「ボロディンスキー・ライ麦パン」(税込540円)。1本を、約1センチ幅にスライスしてあります。食パンですが、一辺が7~8センチほどとあまり大きくありません。天面にトッピングされているつぶつぶの種みたいなものは、ライ麦だそうです。
1枚でずしっと重厚感のある、しっかり硬いハードパン。酵母のようなすっぱい香りがします。歯ざわりはパウンドケーキのようにしっとりと重く、かじると「さくほろっ」とした食感。トーストするとより香ばしく、歯ごたえがもっちりします。
そして噛むうちに、ほんのり酸味を感じます。なんだろう…日本ではあまり出会わない味!スーパーなどで売られているライ麦入りパンは、ライ麦の含有率がそれほど高くないそうですが、このパンはしっかり50%含まれているので、ここまで味に特徴が出るんでしょうね。
ときどきトッピングのライ麦をカリッと噛むと、スパイシーな風味がスッと広がります。う~ん、これもなかなか独特。
パンにほのかな苦みや酸味があるので、クリームチーズやはちみつ、ジャムなど甘いスプレッドとよく合います。また、無骨な味を生かしてサンドイッチにしても美味。パンがあまりしなやかに曲がらないので(ぽろっと折れちゃう)、オープンサンドの方が食べやすいかも。
カルディでも店舗によって取り扱いがあったりなかったりするライ麦パン。お近くのお店で見つけたら試してみては?ただし一般的なライ麦入りパンとは全然味が違うので、その点については覚悟がいるかも。「これが本場(?)のライ麦パンか~!」と、世界に想いを馳せてみてはいかがでしょうか。