突然ですが、だしの自販機って見たことありますか?東京・五反田の一角に「だし道楽」という、商品が全部おだしの自販機を発見しました。
夕日を浴び、堂々と佇むその姿はもはや神々しさすらありますね。本当にだしが出てくるのかな?と思い、お金を入れてボタンを押してみたら本当にだしが出てきました。価格は1本700円です。
◆その正体は、広島発の…
このふしぎな自販機、調べてみたら、広島県江田島の「二反田醤油」が展開しているものでした。同社が販売するおだし「だし道楽」は、どんな料理にも使える“万能調味料”。焼きあごや昆布などのだしに、本醸造しょうゆ、みりんなどを加えて仕上げられています。「焼きあご入り」「昆布入り」「焼きあご・宗田節・昆布入り」の3種がラインナップ。ペットボトルの中に昆布や焼きあごが丸ごと入っており、素材そのままのうまみが楽しめます。ちなみに焼きあごは、長崎県平戸産の飛魚を炭火でじっくりと焼いたもの。魚のくさみもなく、あっさりとした甘めの味わいに仕上げられています。
◆食べてみた!
「焼きあご入り」と「焼きあご・宗田節・昆布入り」を食べてみました!焼きあごだけの方が少し色が薄く、味もややまろやか。宗田節入りはシャープでキレのある味わいです。
ほかほかの白いごはんに卵をポトンと落とし、だし道楽をタラリとかけてほお張ると…
まろやかなたまごのコクを、ほどよいしょっぱ味がキュッと引き締めます。ふわっと広がる上品なだしの風味と魚介のうまみ。深みのある味わいながら、あと口までスッキリとしたおいしさです。高級料亭で出てくるたまごかけごはんってこんな感じかも…!
また、混ぜごはんや煮物に加えると、上品ながらもしっかりと主張してくるだしの香りと、噛むほどに広がる魚のうまみがいつもとちょっと違う特別感を出してくれます。
さらに15倍ほどにお湯で薄めれば、お吸い物にも。これだけでめちゃくちゃおいしいので、三つ葉や刻みねぎだけトッピングしてそのまま味わうのもかなりおすすめです。
うどんやそうめんなどの麺類や、お鍋、煮もの、炊き込みごはんなどさまざまな料理に使えるだし道楽。直営店舗のほか、全国に設置された自販機で販売されています。なお、近くに直営店も自販機もない!という方は公式オンラインショップでも購入できますので覗いてみて。