子どもたちからの動物人気は世界共通。そんな動物たちがかたどられたビスケットを見比べ・食べ比べてみました。
今回入手したのは3種。日本の「ギンビス たべっ子どうぶつ」、ドイツの「バールセン ズー オリジナル」、ウクライナの「グローナ ズービスケット」です。バールセンのものは成城石井、グローナのものはカルディで購入。
たべっ子どうぶつ(日本)
ご存知たべっ子どうぶつ。サクッとした軽い食感、ほんのり効いた塩気のアクセントがクセになる、つまめるミニサイズのビスケットです。
動物のシルエットをかたどり、英語での名前が焼き入れられています。rooster(雄鶏)とhen(雌鶏)を別とするなど他を圧倒する種類豊富さも魅力。
ただ名前で説明している安心感からか、形は精細さに欠ける面も。
コウモリを除くすべての動物が左を向いているのも印象的。“みんなと一緒”精神が、日本的かもしれません。
ズー オリジナル(ドイツ)
どうぶつビスケットよりやや大きく厚く、ザクザクとした満足感のある食感。甘みと小麦の風味がしっかりと感じられます。バランスのとれた、ビスケットらしいビスケット。
ラインナップはおそらく15種。どれも見た目だけで何の動物か予測できる作りとなっています。
ライオンやクマなど動物園的な動物から、ウサギや犬などの身近な動物、鳥類など満遍ない顔ぶれ。馬だけなぜかポーズ違いで2種類入っていました。
文句の付けどころがない、つけいるスキのなさが、ドイツっぽいと言えるかもしれません。
ズービスケット(ウクライナ)
しっかりめに焼かれ、サイズも3種中最大。バリッとした確かな歯ごたえと香ばしさが魅力です。甘さ控えめで素朴な味わい。小麦風味はピカイチ。
全12種の中にヘビ、カエル、ワニが含まれているのが独特。そのほかはライオンやゾウ、ブタなど大きめの動物が目立ちます。小動物はハリネズミくらい。
一番気になったのがこれ。魚類…?唯一文字入りなのも意味深です。
ウクライナのことはよく知らないのですが、絵本のようなデフォルメ感に東ヨーロッパっぽさを感じました。