瓦.Tokyo「瓦そば」
寒い冬、あつあつに“焼かれた”おそばはいかが?

東京・茅場町駅1番出口から歩いて1分のところにある「瓦.Tokyo(カワラトーキョー)」は、山口県の郷土料理を提供するお店。ランチタイムのメニューは潔く、「瓦そば」一択となっています。

瓦そばとは、あつあつに熱した瓦の上に茶そばと具をのせたもの。温かいおつゆでいただくのですが、これがパリパリもっちり不思議な食感で、やみつきになるおいしさなんです!騙されたと思って1回食べてみて…!


山口県の郷土料理を提供するお店「瓦.Tokyo(カワラトーキョー)」
瓦.Tokyo

◆ひとり1枚「瓦」で提供

ランチタイムのメニューは「瓦そば」のみ。普通盛り、麺大盛り(+100円)、肉大盛り(+80円)から選んで注文します。おつゆの味は薄め、普通、濃いめから選べますが、店長のおすすめは「普通」。また、サービスでわかめごはんも付けられます。

注文が入ってから瓦を焼くため少々時間がかかるようで、先にわかめごはんが到着。ふっくらもっちりとしたお米がまとうわかめのしょっぱさと、ぷちぷちとしたゴマが食欲をそそります。さて、おそばへの準備は万端じゃけぇ!!

瓦.Tokyo「瓦そば」
わかめごはんで胃袋の準備は万端

「瓦、熱いので気を付けてくださいね!」と、ついに瓦そばが到着。見るからにほっかほかな焼きたての瓦の上に、茶そばと玉子、お肉、ねぎ、のり、そしてレモンともみじおろしがのっています。

瓦.Tokyo「瓦そば」
ちなみに数人で来ても、ちゃんとひとり1枚ずつ瓦で提供されます

◆おいしい食べ方は

メニューの裏に書いてあった「瓦そばのおいしい食べ方」を参考に。まず、一番上にのっているレモンともみじおろしをおつゆに入れます。これがサッパリといい仕事するので、苦手じゃなければぜひ入れて!

瓦.Tokyo「瓦そば」
これね

次に玉子やお肉、ねぎ、海苔をおつゆへ投入。先におそばを入れると具がこぼれてしまうので、具から入れましょう。ここでお肉のうまみをおつゆにしっかりと出しておきます。

瓦.Tokyo「瓦そば」
お肉や玉子を投入

そしていよいよおそばを入れて、口へ…!

瓦.Tokyo「瓦そば」
一部、パリッと固まっています

瓦.Tokyo「瓦そば」
おつゆにつけて、口へ運ぶと…!

うっま~~い!! 瓦に接地していた部分はちょっと焦げていて、パリパリの香ばしさと茶そばの風味が広がってめちゃくちゃおいしい!噛むともちっとした食感でかたやきそばみたいですが、味は茶そばという不思議なおいしさ。「ずずっ」とすするより、「はむっ」と口いっぱいにほお張る食べ方が正解です。

瓦.Tokyo「瓦そば」
というかおこげの部分は固まっているので吸えません

お肉の脂から出たうまみも、やや濃い目のおつゆの味にまろやかさと深みを出しています。お肉をけっこうたっぷり入れても、レモンやもみじおろしのおかげであと味サッパリ!

途中まで食べたら、ぜひ卓上の柚子こしょうを足してみて。キリッとした辛みで味が引き締まり、ゆずの香りがますます食欲をそそります!

瓦.Tokyo「瓦そば」
おつゆにちょっとした変化を

最後に瓦の上に残ったおそばの細かい切れ端が高級ベ●ースターみたいで、ポリポリつまみながら思わずお酒を飲みたくなるという罠が仕掛けられていますので気をつけてください。

これまで知らなかった、新しいおそばのおいしさに目覚める瓦.Tokyo。ランチは平日11時からですので、近くを訪れる際にはぜひ立ち寄って、あつあつおそばを口いっぱいにほお張ってみては?